インド好き派の元駐在員が【インドは地獄だ最悪だ】と思われる理由を考えてみた

インド

好き嫌いの分かれるインド

旅行でわざわざ行くような「好き派」の人なら良いですが、もともとインドにあまり良いイメージを持っていなかった人だと、「インドに行け」と言われたら、少し戸惑いますよね。

少しどころではありませんか?

悪いイメージを持ったまま、現地へ行くと、その通りに見えてしまうので、滞在中にストレスが貯まる一方になってしまいます。

インドで生活せざるを得なくなった人が、「地獄だ」「最悪だ」と思ってしまう理由を考えてみました。

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衛生面が耐えられない

インドはよく「不潔だ」「汚い」というイメージで語られるかと思います。

街も至るところにゴミが散乱していたりして、異臭が漂っていることもしばしば。

特に外出先でのトイレ事情はひどいもので、まさに地獄かと思うような光景を目にすることもあります。

潔癖な人なら、これを見ただけで、卒倒するでしょう。

そもそもインドでは、トイレが不足しているという事情もあり、モディ首相はトイレ普及を進めてきました。
そして、2019年に演説でトイレの普及活動完了を宣言したものの、実際にはその実態との差に疑問が生じているようです。

一方、それなりの会社やお金持ちの家、ホテルなどは、キチンと掃除や手入れが行き届いていて、そこ単体で見れば、「汚い」イメージは少なめです。

カオスな街中に世界が違う高級ホテル、というのもインドっぽい光景です。

インドに来る出張者もよくお腹を下したり発熱したりしていました。

スパイスや水、食事など要因はありますが、気持ちの面でインドを拒絶していても、弱ってしまうかもしれません。

体調が悪くなることは日本にいてもあります。ちょっと、その確率が上がるくらいに思って普段通りに過ごすのが、一番です。

下痢くらいは、なって当たり前、と思っておかないとやってられません。

健康を害するレベルの環境がヤバイ

空港に降り立ったときからスパイスのニオイが漂ってくるようなところです。

そして、大気汚染が世界最悪レベルなことが、自身や家族の健康にまで影響を及ぼしかねません。

私も長い期間咳が止まらない時期がありました。

こればっかりは気合ではどうすることもできません

また、街そのもののが肌に合わない場合もあります。

街なかには、人間に混じって牛や豚が歩いていたり、希に全裸のおっさんが歩いていたりします。

立ち小便は当たり前、ハイウェイを人が横切る、料金所で車が停まると物乞いが来る、クラクションを鳴らしまくる、接触事故、雨が降ったら側道は大洪水、逆走車が平気で走ってくる・・・

そんな生活環境を刺激的と捉えることができれば良いのですが、耐えがたいストレスとなってしまうこともあるかもしれません。

男が多いし階級社会を感じる

とにかく男が多いです。見渡す限り、男、男、男です。

通勤時に街を眺めていても、男、男、男、ときどき牛、まれに女性、こんな感じです。

インドでは、家を継いだり、家計を支える働き手になるよう男の子が好まれるようです。
女の子はいずれ嫁に行くし、それにもお金がかかる。
そんなことから、女の子の場合は中絶されてしまうことも少なくないというニュースを見たこともあります。

身分の低い女性や少女に対する事件も日本でニュースに取り上げられています。身分や女性を軽んじる考えが根深く残っている国なのだと思います。

われわれ日本人が現地で生活していて注意することは、例えば女性の独り歩きなどと思います。

仕事では、インド人は役職でその人を判断してくるところがあるため、日本人であっても格下だと思われると態度が変わってくる可能性があります。

インド料理だけではキツイ

インド人のヒンドゥー教信仰者は牛肉や豚肉が食べられません。
なので、彼らと食事をともにするときは、自動的にベジタリアンメニューのようになってしまうことがあります。

また、東南アジアなどでは屋台やローカル食堂でもそれなりに美味しいものか食べられますが、インドの屋台は衛生的に厳しいです。

私は学生時代にバックパッカー旅行をしていましたが、食事であたったのは、インドの安食堂だけでした。

こればかりは、の要素が強いですが、おいしく食べられるかの観点でも、インドの屋台、安食堂はちょっと無理な方もいるでしょう。

そもそも衛生面で耐えられない人はそういう店には行かないと思います。

※中にはホントにうまいカレーを出すところもたくさんあります。

日本食を提供するレストランや食材店の数も東南アジアと比べると少ないです。

そして、コストパフォーマンスも劣ります。

個人的には食材を日本やタイなどから持ち込んで、自炊するのが一番おいしいのでは、と思ったりします。

食材が手に入りにくいゆえ、出張者にはいろいろなものをハンドキャリーお願いしていました。

私の場合は特に多かったのはコンビニの菓子パンでしょうか。ミスドを頼んだこともありました。
中にはお土産に生卵を頼む人もいるくらいでした

これらは馴染みの出張者にしか頼みにくいですけどね。

他の記事にも書きましたが、インド好きの私ですら、「日本に帰ったら食べたい物リスト」を作成し、それを楽しみにしながら日々仕事に励んでいました。

娯楽が少なくて、ヒマ

単身だと少しは夜遊びなども楽しみたい人もいるでしょう。

女の子とお酒を飲んで、カラオケを楽しめるようなお店もありますが、東南アジアのそれと比較すると悲しいほどのレベルです。

また、お金はあるのに普段やることがない。趣味や何かの活動やることがない人は休日をダラダラと過ごしてしまいがちです。

何かインドでもできる趣味を持っていれば良いのですが、そういったことが無い場合、インド嫌いの人はこんな環境で、さらに嫌になってしまいそうです。

ストレスを溜めないためにも、何か活動に参加したりして、外に出ることが必要です。

外に出ていてもストレス要因はいろいろ出てきます。

そもそも、インドでストレスなく生活できる日本育ちの日本人がいたら、その人は只者ではないと思います。
インド生活は日本にはないストレス要因で溢れています。

小さなことから大きなことまで、耐える精神が必要です

そこに耐えられなくなって、インド人に対して怒鳴ったりする人がいます。
彼らインド人は悪気があってしているわけではないのですが、それに耐えられない。

怒鳴って解決するような問題なら、ラッキーです

観光はできるけどハード

インドはたくさんの世界遺産を初め、観光名所や見どころで溢れています。

それらを楽しむのは有意義で良いのですが、道中が大変です

まず、有名観光地に行くほど、客引きインド人の対応が鬱陶し過ぎます
その強引さに「はいはい」と何でも言われるがままだと、気付いたら高額な置き物や宝石を買わされそうな状況に陥っていたりします。

また、日本と違って、どこでもきれいなトイレがあるわけでもありません。
むしろ、見たこともないようなトイレ(悪い意味で)に遭遇する確率も上がります

もう外でする方がマシです

そのあたりが観光に出かけるにもストレスになってしまうことがあります。

時間にルーズ

仕事では、依頼した仕事がなかなか出来てこない、会議のスタートに遅れてくる、など時間感覚はわれわれ日本人とズレを感じることがあります。

電車が定刻通りに動かず、何時間も遅れたりするのは有名な話です。

プライベートでは、例えば配管修理です。

インドでは、住居の問題で修理を依頼することがよくあるのですが、配管から水漏れすることもしばしば。

そういったときに仕事を休んで、対応したりするときに限って、修理屋が時間通りに来ない。

そして、やっときたと思うと、汚い親父修理工が来たりします。
靴は脱いでもらうとはいえ、汚い足でキッチン登ったり、掃除が適当だったりします。
きれい好きな奥さんが一番いやがるやつです

散々待たされて、これではストレスも溜まるはずです。

まとめ

いろいろと挙げてみましたが、インドへの不満は切がないかもしれません。

しかし、インド好き派からすると、これらが無かったら、もはやインドではないです。

悪しき風習は現代に合わせて、変わっていってほしい一方、引き続き強烈な個性を出していってほしいな、と思っています。

▼インドのストレスの例

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