フィリピンではどこに行っても英語が通じるのでコミュニケーションは取りやすいです。
ですが、現地人同士ではやはり使い慣れた現地の言葉で話していることが多いです。
また、フィリピン人は英語で会話している最中に思わずタガログ語を織り交ぜてくることもあります。
そのため、日本人が現地の言葉を少しでも使うと皆喜んでくれますので、出張などでフィリピンを訪れた際にはぜひタガログ語を交えたコミュニケーションを図ってみたいですね。
では、実際にどんな単語を覚えておいたら良いのか。数日の滞在のために、難しい表現を覚える必要はないと思います。
簡単に暗記できて、出張でもすぐに使えるタガログ語を厳選しました。
基本の挨拶
まずは基本の挨拶からです。これだけ覚えているだけでも相当使えます。初対面で使うと「ワーォ」と喜んでくれること間違いなしです。
『おはよう』
→マガンダンウマガ(Magandang umaga)
『こんにちは』
→マガンダンアラウ(Magandang araw)
→マガンダンターハリ(Magandang tanghali)
→マガンダンハーポン(Magandang hapon)
使い分けとして、ターハリは正午付近、ハーポンは夕方頃に使います。アラウが日中通して、使えるイメージですので、これだけ覚えておいても良いかと思います。
もし、アラウでおかしかったら、フィリピン人から「この時間ならハーポンだよ」と教えてくれるでしょう。
『こんばんわ』
→マガンダンガビ(Magandang gabi)
『ありがとう』
→サラマット(Salamat)
『どうもありがとうございます』
→マラミンサラマッポ(Maraming salamat po)
タガログ語では語尾に「ポ」(po)をつけると丁寧な言葉になるそうです。
目上の人や会社の上司などと話をするときに使われています。
例えば、おはようなどの挨拶も「ポ」を付けることで、「マガンダンウマガポ」となり、丁寧になるので、目上の方に挨拶するときに使ってみると良いと思います。
「OK po」や「Thank you po」など英語との組み合わせも日常的に使われています。
会話のやりとり
最初に覚えた挨拶をさっそく使ってみましょう。タガログ語で挨拶をすると、フィリピン人からは「タガログ語が話せるのか?」と聞かれるパターンも多いです。
そんなときは、
『少し』
→コンティ(Konti)
が使えます。
「少しだけね」という意味の「コンティラン(Konti lang)」と言えば、自然な会話になりますね。
数字
数を数えるのも少し覚えておくと役に立つかもしれません。1から3までは何かお店で注文するときなどにも使えます。
『ひとつ』
→イサ(isa)
『ふたつ』
→ダラワ(dalawa)
『みっつ』
→タトロ(tatlo)
居酒屋などでビールをもう1杯おかわりしたいときは、
『もう1杯』
→イサパ(isa pa)
もう1回という意味ですので、何かもう1回トライしたいときに使えそうですね。
方向を示す
移動中にドライバーに行き先を指示したいときに使えます。急にタガログ語で指示したらドライバーは驚いて、思わず振り向いてしまうかもしれませんので、走行中は注意しましょう。
『まっすぐ』
→デレッチョ(Deretso)
『右』
→カナン(Kanan)
『左』
→カリワ(Kaliwa)
会食、飲み会で
『おいしい』
→マサラップ(Masarap)
『乾杯』
→マブーハイ(Mabuhay)
他には、タガイ(Tagay)も乾杯という意味で使われます。
ここで、タガログ語とは違いますが、ついでにフィリピンで食事に行ったときなどに必ず使える単語を紹介します。
『お会計』
→ビルアウト(Bill out)
『領収書』
→オーアール(OR)※Official receiptのこと
『トイレ』
→シーアール(CR)※Comfort roomのこと
その他、簡単で意外と使えるかも
最後に、覚えやすくて簡単、それでいて意外と使えるようなものをピックアップしてみました。
『ある』
→メロン(Meron)
「ある」ということを表現できる非常に便利な単語です。語尾を上げて「メロン?」と言えば、疑問形としても使えます。
『ない』
→ワラ(Wara)
お店で買いたいものがなかったときに店員さんから「ワラ」と言われます。中国の「メイヨー」みたいなものでしょうか。
ですが、メロンと同様に非常に使いやすい単語です。
『もったいない』
→サイヤン(Sayang)
これは「もったいない」、「おしい」といったときの表現で使われます。
『何?』
→アノ?(Ano?)
何か、を聞くときの表現ですが、「どうしたの?」というニュアンスでも使えます。
『ホントです』
→タラガ(talaga)
語尾を上げて、「タラガ?」と聞けば「マジで?」というニュアンスでいけると思います。
『もちろん』
→シェンプレ(Syempre)
英語のオフコースですね。
『あとでね』
→ママヤ(Mamaya)
観光地で客引きに声をかけられたとき、断るための単語としても使えそうです。
『アイシテル』
→マハルキタ(Mahal kita)
フィリピンで素敵なババエ(女性)に出会ってしまったときに使えるかもしれません。
まとめ
今回、かなり基本的で簡単に覚えられそうな単語を紹介しました。
英語と組み合わせて使ってみてもフィリピン人は理解してくれるので、ちょこちょこと知っている単語を会話に差し込んでみるだけでも面白いと思います。
英語のように発音を気にせず、ローマ字を素直に読む感じで十分に伝わりますので、ぜひ一度使ってみましょう。
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