フィリピン赴任とフィリピン人のイメージ

フィリピン

フィリピンはセブ島やボラカイ島などビーチリゾートのある国として、多くの日本人に認識されている国かと思います。

また、アジアの国ながら、フィリピン人は皆英語が話せることもあり、欧米に比べて安く英語留学できる国としても人気がありますね。

その一方では、治安の悪さや麻薬、フィリピンパブなどのイメージを持たれている方も多いでしょう。

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フィリピンと日本人

外務省の2018年の海外在留邦人数調査によれば、最も在留邦人の多い米国で全体の32%(44万6 ,925人)、2位の中国で8.6%(12万76人)であり、全体の40%を占めています。それ以降はオーストラリア、タイ、カナダ、英国、ブラジルと続き、17位でフィリピンが1万6,894人でした。

海外在留邦人とは海外駐在や留学、旅行などで3か月以上その国に滞在する永住者以外の邦人を指す「長期滞在者」と、在留国により永住権を認められた日本国籍保有者を指す「永住者」を意味します。

日系企業の駐在員として働いていれば、関係する日本人同士でコミュニティができているかと思います。

英語留学や遊びに来ている日本人もたくさんいます。

マニラの街中(マカティやボニファシオグローバルシティなど)では、旅行者らしい人を普段生活していて見かけることは少ないです。

そのような方はセブなどのビーチや、マニラの中でもマニラ湾周辺にあるカジノリゾートや夜の繁華街に向かうことが多いのではないでしょうか。

つまり、マニラの場合、普段の生活ではフィリピンのイメージで浮かんでくるキレイな海やビーチにはお目にかかれません。

フィリピン赴任が決まったとき

きれいな海はあるにはありますが、実際あまりフィリピンに関心がないと、治安の悪さやフィリピンパブのイメージが先行してしまうと思います。

そのため、既婚者の方では、フィリピン赴任が決まったときには夫婦間で次のような会話が想定されます。

旦那「フィリピンのマニラに赴任することになった」

嫁「えっ危なそう。行きたくない」

旦那「そうだな。君や子どもにもしものことがあったら大変だから、単身赴任で行くよ」

嫁「あんた、フィリピンパブで変な女と浮気とかするんじゃないでしょうね!?

旦那「そんなことしないよ。だって俺は英語もまともに話せないんだぜ?(汗)」

つまり、奥さんの立場に立てば、これからフィリピンに行く旦那さんに対して、治安の悪さに対しての心配と同時にフィリピン人女性との浮気の心配をすることになるのです。

妻帯者としては、本当に厄介なイメージを持たれている国に赴任することになってしまった、というところでしょうか。

ここは普段からの夫婦間の信頼関係が大事になってきます。信用されていない場合は、夜電話に出ないだけでも浮気を疑われる可能性もあります。

一方で、マニラには日本人学校もありますし、家族を帯同するのもありです。
日本人が住んでいる地域はだいたい決まっています。同じコンドミニアムに知り合いが住んでいることも普通です。

特に子どもがいれば、奥さんも退屈しないでしょう。

メイドに掃除選択を任せて、昼間からママ友とランチやお茶、習い事に行く優雅な生活ができます。

ファミリードライバー付なら昼間からお酒も飲めてしまいます。
ある程度社交的な奥さなら確実にフィリピンを楽しむでしょう。

フィリピン人とは

私はフィリピンに赴任するまで、フィリピン人と関わったことはありませんでした。
知っているフィリピン人もせいぜい、ドゥテルテパッキャオくらいで、派手にやっている大統領とフィリピンの有名なボクサー、というレベルの印象しか持っていませんでした。

よって、ほぼフィリピン人についてのイメージのないまま、仕事でフィリピンに住むことになりました。

では、実際に接したフィリピン人の印象はどのようなものでしょうか。

陽気で明るい

南国の気候のせいなのか、陽気な人が多いです。仕事は真剣で厳しい顔で取り組んでいる人も、メガネ女子も、ボクちゃんみたいな若い男子もフィリピンの人はみんなワイワイやるのが好きです。
仕事中でも鼻歌が聞こえてくる、というのも本当です。

シャイ

陽気で明るい一方で、初対面のときなどは意外とシャイ(恥ずかしがり)な一面もあります。

仕事においても、日本人とのやり取りがまだ少ない若い子などは、こちらからアプローチしていけば、次々にいろんなことを教えてくれるようになったりして、やっぱり話すことは好きなんだな、と思ったりします。

「アイムシャイ(I’m shy)」とか言ってますが、「どこが?」というような場面があったりもします。

イベント大好き

イベント大好きで、クリスマス会はもちろんのこと、お誕生日会、スポーツ大会、カラオケ大会などなど、年中何かイベントをやっています。
そこで始まるレクリエーションが、日本なら小学生がお楽しみ会でやって盛り上がるようなミニゲームが始まります。そしてフィリピン人は大の大人たちも、小学生のようにゲームに盛り上がります。

「日本の会社でやったら冷めるだろうなあ」と思いながら、盛り上がる彼らとテンションを合わせるのが、ちょっと大変だったりします。

時間にルーズ

会議は時間になってから会議室に向かう、多少の遅刻は特に気にしない、など時間厳守を小さいときから擦込まれる日本人とは少し違うんだと思います。

待ち合わせに遅れたときの決り文句は「heavy traffic(渋滞)」です。

身だしなみやお洒落に気を使う

若い人や女性が多かったからかもしれませんが、服装や髪型、歯のケア、ニオイなどについて職場でもしっかり気を使っている印象があります。

やっぱり、お洒落してイベントやパーティーに行って、みんなでワイワイするのも好きなんだと思います。

我々日本人も、日本人代表として、現地ではそれなりの身だしなみに気をつけたいところです。

ただ、目立ちすぎて、スリや強盗のターゲットにならないようにだけ注意しましょう。

それにしても、同じ人間なので、フィリピンにも身だしなみには無頓着で、根暗で地味でオタクっぽいタイプもいると思うんですけどね。

女性が頑張っている

男性が仕事を頑張っていないわけではないですが、女性の活躍を身の回りでは感じました。
実際、女性の方が仕事ができると思わさるシチュエーションが多々ありました。

正直、普段仕事や生活をしていて、これだけ毎日のように女性と関わることも日本ではなかったです。
頼りがいのある姉さん方、かわいい部下たちが仕事をサポートしてくれます。

肉と米が大好き

とにかく肉とお米のセットが色々なシチュエーションで出てきます。

例えば、フィリピンで有名なファストフード「ジョリビー」のチキンはみんな大好きです。

また、フィリピンではマクドナルドに行っても、ハンバーガーよりもチキンとライスのセットを注文しているフィリピン人の方が多いです。

家族を大事にする

フィリピン人はとても家族を大事にしていることが多いです。

日本人もそうかもしれませんが、とにかくフィリピン人は家族優先です。

日本では恋人と過ごしたいクリスマスも、フィリピンでは家族と過ごしたいというのをよく聞きます。

恋人ができたら、すぐに家族ぐるみでのお付き合いになったりもします。

一方で、海外に出稼ぎに行き、一生懸命働いて、お金をフィリピンにいる家族に送金している、というフィリピン人もたくさんいます。

マニラのイメージ

個人の感覚ですが、危ないイメージのあるマニラも、夜中に一人で出歩いたり裏道に入ったりなどしない限り、そんなに危ない目に合う雰囲気はありません。

そもそも夜遊びでもしてないと夜中にウロウロすることはないでしょう。
(夜遊びは注意して行いましょう)

正直、ここに住んでいると、「日本に帰りたいな」とは特に思いません。
それくらい生活環境が整っているからです。

一国の首都圏なわけで、日本の地方都市に比べるとはるかに街なわけです

高層ビルが建ち並び、至るところにカフェやコンビニ、ジョリビーなどがあり、大型のショッピングモールもたくさんあります。

レストランの種類も豊富で、日本食レストランももちろんあります。

インドにいたときのように、「日本に帰ったら食べたい物リスト」を作って楽しみにする必要がないくらい食が充実しています

そして、年中半袖半パン、サンダルで過ごせる気候は最高です。

そこに、駐在員特有の待遇が付けば、なおさらです。

なので、私は仕事でフィリピンマニラに来られる方には可能なら家族帯同をススメます。

まとめ

治安の悪さやフィリピンパブのイメージしか持っていなかった人なら、実際のフィリピンを知ると、そのギャップに驚くと思います。

旅行でマニラ周辺に行くことはないかもしれませんが、フィリピンを体験するには、セブやボラカイなどのビーチリゾートでも良いでしょう。

今はコロナが落ちつくのが、いつになるかわからない状況ですが、日常が戻ったときのフィリピンでフィリピン人たちと過ごしてみてほしいところです。

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